『プロジェクトJAPAN』徒然
『NHKスペシャル シリーズ JAPANデビュー 第1回「アジアの“一等国”」』を観た。
台湾統治のお話しなのだが、義務教育のレベルでは巧くいっていたという印象だったのだが、全然違うことを知って愕然とした。
「人間動物園」についてはその時代の列強にとって別に普通のことだったわけで特別な感情は持たなかったが、友好的に台湾統治をしてきたと思わされていたことにショックを受けた。
おそらく、琉球併合についても同じ事がいえるのだろう。そして北海道も…。
(更に古くは九州も東北も"日本"になるために同じ経験をしてきたのだと思う。)
ただ、侵略したとか踏みにじったとかそんな卑屈になるつもりはない。
我が国に限らず、都市国家同士が合併,併合して国が大きくなっていくものだから、その過程で軋轢があって当たり前だと思うから。
ただ、そういったゴタゴタがあったことを隠して、台湾統治は巧くいっていた。だから現在も老人達は日本語を話し、日本人観光客に友好的に話しかける。…と思わせるのは自国民に対しても失礼だ。
このシリーズはNHKスペシャルだけでなくETV特集やミニ番組も作られているようなので、集中的にウォッチしたい。
残念ながらプロローグを地デジで見れていないが、アナログ録画を入手しているのでこれで我慢して観る。
『沸騰都市』なんかもそうだが、こういう良質な番組作りがNHKの存在価値だと思う。
念のため、『サラリーマンNEO』も良質だ。w
(もうすぐseason4が始まるョ!)
ながら見でなく、主体的に観て身になる番組。
「見ずに観る。魅せる番組、身になる番組。」
(即興で作りました。使ってもイイですが、権利は放棄しませんよ。w)
[追記]
2009-05-07
右翼系(?)テレビ番組のyouTube動画のURIと共に"偏向"とコメントを頂いたのだが、敢えてコメントで返さず、別エントリも立てずここに追記する。
まず、偏向報道についてはよく知っているが、今でも上に書いたような感想を持っており偏向とは思っていない。
台湾統治はもめ事もなくすんなりいっていたという印象をあたえている義務教育(?)の方がよほど偏向だ。
ちなみに、親日的で日本語教育を受け「日本人になりたかった」人たちのある種の恨みは感じたが、それは敗戦で台湾を手放さざるを得なかったとはいえ、中途半端に独立させられた運命に対する恨みであり、だから涙ながらに軍歌を歌い、日本語を話し、日本人に近づいてきてくれるのだと思う。
彼らは日本語に堪能になり日本人のように生活するようになった途端に放り出されたのだから、恨み言をいいたくなるのは当然だし、それを本編に入れるのも悪くないと思う。
(観たのは1ヶ月近く前だが、)私にはそれ以上の反日的感情を受け取れなかった…。
常識的に考えれば、大きな動乱もデモもテロもなく進行した米国による日本の占領統治ってのはあり得ないハズの話なのだが、現実にそうだった事を前提に我が国の占領統治(琉球や台湾や満州や…)も無血ですんなり…と考えている事がおかしい。
たぶん、この経験は日本だけでなくアメリカも狂わせたのではないかな…。
日本を苦労せず占領統治した経験がベトナムやイラクでの苦戦の元凶になっている気がする。
戦いに勝って占領統治を始めても全然上手くいかない…。
ちなみに、番組をそのまま受け入れると偏向と言ってしまうことも理解している。
主題は「アジアの“一等国”」になるために苦労した話であり、台湾統治初期の失敗等々はこれに当たる。
ところが、中盤から主題がぶれて単独のお涙頂戴ドキュメンタリの様相を呈する。
ここを偏向とするか、演出とするかだろう。NHKの番組といえども演出を理解してすべてを鵜呑みにしてはいけないと思うのだが、この辺はメディアリテラシーに類する話で、めんどくさいので記述しない。
最近は学校でも教えるようだが、自分で身につけるしかないと思う。
長々と意味もなく書いてしまったが、偏向とは感じられなかった。
タイトルと番組の主題、内容がイマイチ一致しないからこうなってしまったのかな?

コメント
その番組、偏向切り貼り編集されているようですよ。
http://www.youtube.com/watch?v=4M-EVmT-DBE
投稿者: とくじい | 2009年05月07日 08:07
今更感はあるが、NHKがこの番組に対する批判(?)抗議(?)に対して説明を公開しているのを見つけた。
・平成21年6月17日「アジアの“一等国”」についての説明
・平成21年7月22日「アジアの“一等国”」についての説明・追加
まとめwikiもあるようだが、全然まとまってないしどちらかと云えば偏向批判wikiなので、リンクしない。
番組側のこうした説明が後出しになるのは仕方がないのだが、内容的にもきちんとまとまっており文献については再調査も可能であると思う。
綿密に事前調査して作成された番組だと思っているし、この説明文も事前調査の賜物だろう。
この番組について批判してる人たちは、「アジアの“一等国”」というサブタイトルに日本万歳な内容を期待して観たら見事に裏切られて逆上…ってパターンだと思う。
念のため、NHKの全てを擁護するつもりはありませんよ。
投稿者: tak | 2010年06月02日 13:52